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業者の探し方・選び方

「実績50件」は、
数え方を聞くと中身が見えます

業者のホームページや提案書には、「介護施設の実績多数」「施工実績50件」といった言葉が並びます。数字があると安心できますが、同じ50件でも、数え方しだいで中身はまったく違います。10年前の工事か去年の工事か、1つの施設での50回の修理か50の施設か、自社で施工したのか下請けで入ったのか。この記事では、実績の数字の中身を確かめる聞き方と、答えの読み方をまとめます。

構成:介護施設 修繕の窓口監修:鈴木貴行(介護施設営繕・修繕専門家)更新:読む時間:約18分

この記事が答える質問営繕業者の「介護施設の実績50件」「実績豊富」は、何を指していますか?実績の数字の中身は、どう確かめればよいですか?

営繕業者の「実績豊富・50件」は、数え方を聞かないと何を指すかが分かりません。確かめるのは5つです。①いつからいつまでの実績か、②施設の数か工事の件数か、③どの種類の施設で、どんな工事か、④自社で施工したのか、下請けとして入ったのか、⑤自分の施設と近い条件の工事が何件あるか。同じ施設での小さな修理を1回ずつ数えた50件と、50の施設で行った改修の50件では、意味が違います。数字の大きさより、施設と近い条件の工事を、最近、自社で何件しているかを見ます。

この記事の結論

  1. 「実績50件」は、数え方を聞くまで中身が分からない
  2. いつの実績か、施設の数か工事の件数かを、最初に聞く
  3. 施設の種類と工事の幅で、自分の施設に近い件数に絞る
  4. 自社施工か下請けかで、同じ件数でも経験の中身が違う
  5. 数字の大きさより、近い条件の工事を最近何件しているかを見る

同じ「50件」でも、中身は違います

「介護施設の実績50件」という数字は、それだけでは何を数えたのかが分かりません。同じ50件でも、数え方しだいで、施設が知りたい経験の量はまったく違います。まず、数字の中身がどれほど違いうるかを、3つの例で見てみます。

同じ「実績50件」の、3つの中身の例
例数えたもの期間施設と工事施工の形
会社Aの50件工事の件数この5年1つの法人の3施設で、扉の調整や水栓の交換などの小さな修理自社の職人
会社Bの50件現場の数創業からの20年病院や、新築の高齢者施設の電気工事が中心下請けとして一部の工事
会社Cの50件施設の数この10年入居者がいる中での、屋上防水と外壁の改修元請けとして工事全体
数字は同じでも、数えたもの・期間・施工の形が違う。同じ「50件」の、3つの中身会社A小さな修理50回3施設・5年会社B新築の電気工事下請け・20年会社C改修50施設元請け・10年
図1 数字は同じでも、数えたもの・期間・施工の形が違う。

どの会社の50件が「よい実績」かは、施設が頼みたい工事で変わります。日ごろの小さな修理を任せたいなら会社Aの50件が、入居者がいる中で屋上防水を任せたいなら会社Cの50件が、それぞれ参考になります。数字の大きさではなく、数字の中身が頼みたい工事に近いかを見ます。

「実績多数」「豊富な実績」のように、数字のない言い方もよく使われます。数字がない場合も、聞くことは同じです。数字があってもなくても、次の節の5つを聞くと、中身が見えてきます。

実績の数字は、5つのことを聞くと中身が分かります

実績の数字の中身は、5つのことを聞くと分かります。いつの実績か、何を数えたか、どの施設でどんな工事か、誰が施工したか、施設と近い条件の工事が何件あるかです。5つのうち、最後の「近い条件の件数」が、施設にとっていちばん役に立つ数字です。

実績の数字について聞く5つのこと
聞くことなぜ聞くか聞き方の例
1. いつの実績か古い実績は、今の担当者や職人の経験とは限らないその50件は、何年から何年までの工事ですか
2. 何を数えたか施設の数と工事の件数では、経験の幅が違う施設の数ですか、工事の件数ですか
3. 施設の種類と工事特養と病院、修理と新築では、段取りが違うどんな種類の施設で、どんな工事でしたか
4. 誰が施工したか下請けや手配だけの実績は、施設とのやり取りの経験を表さない御社が元請けでしたか。職人は社員の方でしたか
5. 近い条件の件数施設と同じ条件での経験は、そのまま役に立つうちと同じような施設での同じ工事は、何件ありますか
5つ目の「近い条件の件数」が、施設にとっていちばん役に立つ。実績の数字で聞く5つのこと1いつの実績か2施設の数か、工事の件数か3施設の種類と工事の幅4自社施工か、下請けか5近い条件の工事の件数
図2 5つ目の「近い条件の件数」が、施設にとっていちばん役に立つ。

5つを一度に聞く必要はありません。最初の電話では1と2を、現地の下見や見積のときに3から5を聞く、というように分けてもかまいません。聞いた答えは、会社ごとに同じ表に書いておくと、あとで比べられます。

相談・見積は無料|お断り可・理由は不要

いつの実績かを、まず聞きます

実績の数字で最初に聞くのは、いつからいつまでの工事か、です。創業からの累計なのか、この3年の数なのかで、同じ50件でも意味が変わります。古い実績は、今の担当者や職人の経験とは限らないからです。次の4つをあわせて聞きます。

  1. 累計か、最近か「創業から」の累計なら、この3年で何件かも聞きます。最近の件数が少ないときは、その種類の工事から離れていることがあります。
  2. 担当した人が今もいるか実績の工事で現場をまとめた人や職人が、今も会社にいるかを聞きます。
  3. 前の会社やグループの実績を含むか合併や分社、グループ会社の実績を足していないかを聞きます。
  4. 今の機器や決まりのもとでの工事か機器や材料、法令の決まりが変わる前の工事だけでは、今の工事の参考になりにくいことがあります。

とくに設備の工事は、機器の型や部品、法令の決まりが年とともに変わります。10年前に50件の実績があっても、今の機器での経験が少なければ、施設が期待する段取りとずれることがあります。

期間を聞くことは、相手を疑うことではなく、今の力を知るための手がかりです。期間を聞かれて、すぐに「この3年で18件です」と答えられる会社は、自社の実績を工事ごとに記録している会社でもあります。

施設の数か、工事の件数かで、数え方が違います

実績の件数は、会社によって数え方が違います。施設の数で数える会社もあれば、工事の件数、契約の件数、現場に行った回数で数える会社もあります。どれも間違いではありませんが、何を1と数えたかで、分かる経験が違います。

実績の件数の数え方と、分かること
数え方50件の例分かること分からないこと
施設の数50の施設で工事をした施設ごとの事情に合わせた経験の広さ1施設あたり何回の工事をしたか
工事の件数数施設で50回の工事をした同じ施設と長く付き合える力ほかの施設の事情への慣れ
契約の件数年間の保守の契約も1件と数える続けて頼まれている数実際に施工した工事の数
現場に行った回数点検や見積の訪問も数える施設に出入りした回数工事を任された数
相談の件数工事に進まなかった相談も数える相談を受けてきた幅施工の経験
施設の数と工事の件数は、別の経験を表している。同じ「50」でも、数えたものが違う50の施設で1回ずつ3施設で50回施設ごとの事情に慣れる経験の幅が広い長い付き合いは見えない同じ施設の癖を知る長く付き合える力ほかの施設は見えない
図3 施設の数と工事の件数は、別の経験を表している。

数え方を聞いたら、施設の数と工事の件数の両方を聞いておくと、経験の広さと深さの両方が分かります。「30施設で、工事は120件です」という答えなら、1施設あたり4件ほどの付き合いがあることが分かります。

当窓口がヘッダーに出している「ご相談実績710施設」も、相談のあった施設の数を数えた数字で、工事の件数とは数え方が違います。どの会社の数字も、何を1と数えたかを聞くと、同じ物差しで並べられます。

施設の種類と、工事の幅を分けて聞きます

介護施設の実績と一口に言っても、施設の種類と工事の幅で、経験の中身が違います。特養と病院、デイサービスとグループホームでは、入居者の方の過ごし方も、工事してよい時間帯も違います。新築の工事と、入居者がいる中での修繕でも、段取りがまったく違います。

施設の種類と工事の幅で、50件を分けた例
工事の幅特養・老健有料・サ高住グループホーム・デイ病院・そのほか
小さな修理8件5件3件―
設備の更新2件1件1件6件
改修(内装・浴室など)1件2件1件4件
屋上防水の改修2件1件1件2件
新築(防水を含む)0件2件0件8件

この例の会社は、50件のうち介護施設での工事が30件です。屋上防水を頼みたい施設にとって近いのは、介護施設での屋上防水の改修4件と、有料老人ホームの新築での防水2件の、あわせて6件です。新築の2件は入居者がいない現場なので、入居者がいる中での実績は4件になります。

施設の種類によって、工事で気をつけることが少しずつ違う点は「介護施設専門」に、資格や登録はありません。慣れているかは、段取りで見分けますで触れています。同じ種類の施設での経験を聞くと、慣れの中身がより具体的に分かります。

入居者がいる中での工事かどうかも、あわせて聞きます。新築の高齢者施設の工事は、入居者の方がいない現場での工事で、暮らしを止めない段取りの経験とは別に数えます。入居者がいる中での工事の段取りを、見せてもらって確かめる方法は実績は、居ながら工事の段取りを見せてもらって確かめますにまとめています。居ながらの大規模修繕の工程の組み方は居ながら工事の工程表は、工事と暮らしの予定を重ねて作りますにあります。

自社で施工したか、下請けとして入ったかを聞きます

同じ実績でも、自社が元請けとして工事全体をまとめたのか、下請けとして一部の工事に入ったのかで、経験の中身が違います。施設とのやり取りや、入居者の方への配慮の段取りは、多くの場合、元請けの会社が受け持つからです。

工事への関わり方と、実績から分かること
関わり方実績から分かること分かりにくいこと
元請けで、社員の職人が施工段取りから施工、報告までの一通りの経験とくになし
元請けで、協力会社が施工施設とのやり取りと、工事をまとめる経験当日来る職人の、施設での慣れ
下請けで、一部の工事に入ったその職種の技術施設との調整、工程の組み方
手配だけをした(窓口・仲介)頼み先を探してつなぐ経験施工そのものの経験
下請けや手配の実績は、施設との段取りの経験とは分けて見る。関わり方で、実績の読み方が変わるこの実績は、御社が元請けでしたか元請け施設とのやり取りと段取りの経験がある下請け・手配技術やつなぐ経験段取りは別に確かめる
図4 下請けや手配の実績は、施設との段取りの経験とは分けて見る。

下請けの実績が悪いわけではありません。職種の技術は、下請けとしての経験でも十分に磨かれます。ただ、入居者がいる中での工事の段取りや、施設の職員との連絡は、元請けとして関わった実績で見ます。

窓口や仲介の会社の実績は、手配した件数を数えていることがあります。手配した先の施工の会社がどこか、その会社の実績はどうかを、あわせて聞きます。元請けが工事をまるごと別の会社に任せる形には建設業法の決まりがあり、その考え方は「一社にまとめる」には、二つの意味がありますにまとめています。

数字の裏づけは、工事経歴書と紹介先で取れます

聞いた答えは、記録で裏づけを取れます。建設業の許可を持つ会社は、毎事業年度の終わりから4か月以内に、工事経歴書を付けた届出を、許可を出した国や都道府県に出しています。工事経歴書には、主な完成工事が、注文者、工事名、元請か下請か、請負代金の額などとともに載っています。

実績の数字を裏づける記録
記録分かること見方
工事経歴書主な完成工事の、元請・下請の別、工事名、請負代金の額許可を出した役所の閲覧所で見る。会社に写しを頼む
経営事項審査の結果完成工事高など、公共工事の入札に使う評価経営事項審査を受けている会社なら、結果を見せてもらう
紹介先の施設工事中の段取りと、工事のあとの対応同じ種類の施設を紹介してもらい、話を聞く
工事の報告書・写真工事の前・中・後の様子と、養生や掲示施設名などを伏せた見本を見せてもらう

工事経歴書は、許可を出した役所の閲覧所で見ることができます。会社に頼めば、写しを出してくれることもあります。工事経歴書に載るのは主な工事なので、小さな修理の件数までは分かりませんが、元請か下請かを確かめるには役に立ちます。

許可の調べ方や閲覧の仕方は老人ホームの営繕業者は、公的な記録で確かめられますにまとめています。公共工事の入札に使われる経営事項審査の見方は経営事項審査の点数は、順位ではなく条件を確かめるために見ますで書いています。

数字の大きさより、自分の施設との近さを見ます

実績の数字で最後に見るのは、自分の施設との近さです。施設の種類、建物の作り、規模、工事の種類、入居者がいる中か、地域。この6つが近い工事の件数が、施設にとっての本当の実績です。

自分の施設との近さを見る6つの物差し
物差し近いと言える例
施設の種類同じ特養どうし、同じグループホームどうし
建物の作り同じ鉄筋コンクリート造、同じ木造2階建て
規模定員や延べ面積が近い
工事の種類同じ屋上防水、同じ給湯器の更新
入居者がいる中か入居者が暮らしたままの工事
地域同じ県内、雪や塩害など気候の条件が同じ
絞っていくと、施設にとっての実績が見えてくる。実績を、近い件数に絞る順番1. 全体の件数(例:50件)2. 介護施設での件数(例:30件)3. 同じ工事の件数(例:6件)4. 入居者がいる中での件数(例:4件)
図5 絞っていくと、施設にとっての実績が見えてくる。

前の節の表の会社なら、50件が、屋上防水の実績としては4件になります。絞った結果、近い実績が数件しかないこともあります。それでも、その数件の中身を具体的に話せる会社のほうが、50件という数字だけの会社より、施設の工事を思い描いてくれます。

近い実績がまったくない会社でも、小さな修理を1件頼んで動き方を見る方法があります。業者が信頼できるかを、困った場面での行動で見分ける方法は業者が信頼できるかは、5つの場面の行動で分かりますにまとめています。

聞き方の例:電話・面談・メールで

実績の中身は、聞き方を少し工夫すると、相手も答えやすくなります。疑っているように聞こえないよう、「比べるために、どの会社にも同じことを伺っています」と最初に添えます。場面ごとの聞き方の例は次のとおりです。

実績の中身の聞き方の例
場面聞き方の例
最初の電話「介護施設の実績50件」とありました。施設の数ですか、工事の件数ですか。何年からの数ですか
面談で、近い件数を聞くうちと同じような特養で、入居者がいる中での給湯器の更新は、この3年で何件ありましたか
面談で、施工の形を聞くその工事は、御社が元請けでしたか。当日の職人は社員の方でしたか
メール比べるために、どの会社にも同じ表をお送りしています。分かる範囲でご記入ください
答えがあいまいなとき代表的な1件で結構です。いつ、どんな施設で、どんな工事だったかを教えてください

あいまいな答えが返ってきたら、「代表的な1件」を具体的に聞きます。1件でも、いつ、どこで、何を、どう段取りしたかを話せる会社は、その工事を自分たちの経験として持っています。反対に、1件も具体的に話せないときは、数字は営業の言葉として受け止めます。

メールで聞くときは、5つのことを表にして送ると、会社ごとの答えを並べやすくなります。候補の会社を同じ項目で比べる表の作り方は営繕業者の比較は、12列の表に書き込んでから決めますにまとめています。

モデルケース:屋上防水の業者選びで「実績50件」の中身を聞いた法人

モデルケース:グループホーム3か所(各2ユニット・定員18名)を運営する法人の本部

数字の小さい会社のほうが、近い実績を多く持っていた

変わったこと(結果)

2社の実績の数字を5つの聞き方で数え直したうえで、屋上防水の改修の業者を決めました。聞き取りは、2社ともメール1通と面談1回で済みました。経営会議への説明の資料に、近い条件の件数を並べたところ、1回の説明で承認されました。工事は入居者が暮らしたまま1か月半で終わり、職員から上がった困りごとは、決めておいた連絡の流れで、その日のうちに片づきました。

背景と、困っていたこと

法人は、築25年のグループホームの屋上防水の改修を考えていました。候補の1社はホームページに「介護施設の実績50件」、もう1社は「12件」と書いていました。本部の担当者は50件の会社に傾いていましたが、経営会議で50件の中身を問われ、答えられませんでした。

決めたこと

担当者は、2社に同じ5つの質問を表にして送りました。50件の会社の数字は創業からの工事の件数で、多くは新築の高齢者施設での下請けの防水工事でした。入居者がいる中での防水の改修を元請けで行ったのは、この10年で2件でした。12件の会社の数字は施設の数で、このうち8件が、入居者がいる中での屋上防水の改修を元請けで行ったものでした。法人は2社に同じ条件で見積を頼み、12件の会社から紹介を受けたグループホーム1か所で、工事中と工事のあとの様子を聞いてから決めました。

進めてみて分かったこと

担当者が迷ったのは、数字の大きい会社を外すことでした。50件の会社も防水の技術は確かだと考え、外壁の部分補修など、入居者の暮らしに響きにくい工事では候補に残しました。

このモデルケースは、介護施設でよく起きる流れをもとに組み立てた例です。実在の施設のお話ではありません。

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実績の数字で、起きやすい行き違い

実績の数字をそのまま受け取ると、頼んだあとで行き違いが起きることがあります。よくある行き違いと防ぎ方は、次のとおりです。どれも、聞くことを先に決めておけば防げます。

実績の数字で起きやすい行き違いと、防ぎ方
起きやすいこと防ぎ方
件数の多さで選んだら、介護施設での工事は少なかった介護施設での件数と、全体の件数を分けて聞く
実績の工事を担当した人が、もう会社にいなかった当日の現場の責任者が、実績の工事に関わったかを聞く
下請けの実績で、施設との段取りが手探りだった元請けとして関わった件数を聞く
グループ会社の実績で、実際に来る会社は別だった実績の会社と、契約して来る会社が同じかを聞く
事例の写真が、新築のときのものだった写真が改修か新築か、いつの工事かを聞く

候補の会社に同じ5つを聞き、答えを並べてから決めると、数字の大きさに引っぱられずに選べます。空欄が残った項目は、「まだ聞いていない」として、次の面談で聞きます。

次に実績の数字を見る前に、しておくこと

次に実績の数字を見る前に、しておくこと

  • 実績の数字と言い回しを、そのまま書き写す
  • 5つの聞くことを、紙かメールの表にしておく
  • 頼みたい工事の条件(施設の種類・工事・入居者がいる中か)を書いておく
  • 近い条件の件数に絞って比べる
  • 答えを、会社ごとに同じ表に残す

比べる前に外す条件と、残った会社の比べ方は営繕業者は、外す条件と比べる条件を分けて選びますにあります。

候補の会社の実績が、施設の工事に近いのか分からない、比べる時間がない、というときは、窓口にフォームかLINEでご相談ください。頼みたい工事と施設の種類をお送りいただければ、同じ条件で最大3社の見積をそろえます。相談と見積は無料です。

よくある質問

業者の「実績50件」は、何を数えた数字ですか

会社によって違います。施設の数、工事の件数、契約の件数、現場に行った回数など、数え方はいくつもあります。何を1と数えたのか、いつからの数かを聞くと、中身が分かります。

実績の件数が多い会社ほど、安心して任せられますか

件数の多さだけでは決められません。多くても、介護施設での工事や、頼みたい工事に近いものが少ないことがあります。施設と近い条件の工事を、最近、自社で何件しているかを見ます。

業者の実績は、何年分を見ればよいですか

ここ数年の実績を中心に見ます。累計の数字なら、最近の件数もあわせて聞きます。担当した人が今も会社にいるか、今の機器や決まりのもとでの工事かも確かめます。

施設の数と工事の件数は、どちらを聞けばよいですか

両方を聞きます。施設の数からは経験の広さが、工事の件数からは同じ施設と長く付き合える力が分かります。「30施設で120件」のように両方が分かると、1施設あたりの付き合いの長さも見えてきます。

新築の高齢者施設の工事の実績は、修繕の参考になりますか

技術の参考にはなりますが、入居者がいる中での修繕の段取りとは別のものです。新築の現場には、入居者の方がいないからです。修繕を頼むときは、入居者がいる中での工事の件数を分けて聞きます。

くわしく:実績は、居ながら工事の段取りを見せてもらって確かめます

下請けとしての実績は、どう受け止めればよいですか

その職種の技術の経験として受け止めます。施設とのやり取りや工程の組み方は、多くの場合、元請けが受け持つため、下請けの実績からは見えにくい部分です。段取りの経験は、元請けとして関わった件数で見ます。

実績の中身を聞くと、業者に嫌がられませんか

「比べるために、どの会社にも同じことを伺っています」と添えれば、多くの会社は答えてくれます。具体的に答えられる会社ほど、聞かれることに慣れています。答えをはぐらかす会社の数字は、営業の言葉として受け止めます。

業者の実績を、書類で確かめる方法はありますか

建設業の許可を持つ会社なら、工事経歴書で確かめられます。毎年の届出に付けて出されており、許可を出した役所の閲覧所で見られます。元請か下請か、工事名、請負代金の額などが載っています。

くわしく:老人ホームの営繕業者は、公的な記録で確かめられます

介護施設での実績がない会社には、頼まないほうがよいですか

頼まないと決める必要はありません。病院や学校など、人がいる中での工事の経験が生かせることもあります。小さな修理を1件頼んで、介護施設での段取りに合わせて動けるかを見てから決めます。

くわしく:業者が信頼できるかは、5つの場面の行動で分かります

ホームページの施工事例の写真は、どこを見ればよいですか

改修か新築か、いつの工事か、入居者がいる中での工事かを見ます。工事中の養生や掲示が写っている写真は、段取りの手がかりになります。写真だけで決めず、その事例について会社に具体的に聞きます。

くわしく:実績は、居ながら工事の段取りを見せてもらって確かめます

「グループ全体で実績〇件」と言われました。どう考えればよいですか

実際に契約して工事に来る会社の実績を、分けて聞きます。グループの別の会社の実績は、施設に来る会社の経験とは限らないからです。担当の部署や職人が、その実績の工事に関わったかも確かめます。

聞いた実績の答えは、どう記録して比べればよいですか

5つの聞くことを列にした表を作り、会社ごとに同じ行に書き込みます。空欄は「まだ聞いていない」として残し、次に聞きます。近い条件の件数の列を見比べると、数字の大きさに引っぱられずに比べられます。

くわしく:営繕業者の比較は、12列の表に書き込んでから決めます

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頼み先の選び方の全体は業者の探し方、頼み先の一覧は設備別の頼み先、ご相談の流れはご相談の流れにまとめています。

監修者

鈴木貴行|介護施設営繕・修繕専門家

  • 30年以上営繕・設備管理の経験
  • 1,000施設超関わった介護・高齢者施設
  • 3,000件超修繕・設備改善の案件

介護施設の営繕・設備管理に30年以上携わり、1,000施設を超える介護・高齢者施設の現場に関わってきました。介護施設の営繕業者が示す実績の数字を、いつ・何を数えたか・誰が施工したかに分けて読み解く考え方を監修しています。

経験した施設
特別養護老人ホーム有料老人ホームグループホームデイサービスサービス付き高齢者向け住宅
専門分野
給排水空調電気・照明トイレ・浴室床・壁扉・建具ナースコール

制度や基準、費用の目安は変わることがあります。手続きや工事の前に、最新の資料と、現地を確かめた見積でご確認ください。

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