介護施設の修繕の窓口を一本化するときは、外の窓口と中の窓口の両方を一本にします。外の窓口は業者とやり取りする窓口、中の窓口は職員から不具合の話を受ける窓口です。外だけを一本にしても、中の詰まりが残ると修理は早くなりません。詰まるのは、夜勤帯の報告が朝に届かない、口頭の伝言で中身が変わる、直ったかが職員に返らない、の3つです。中の窓口は事務・リーダー・営繕担当から正と副の2人を決め、報告は場所・いつから・どんな状態・写真の4つで受けます。外の窓口は、いつもの会社1社、窓口サービス、分野ごとの3つの形から選びます。
この記事の結論
- 修繕の窓口は、外(業者とのやり取り)と中(職員からの報告)の2つ
- 外だけ一本にしても、中が詰まると修理は早くならない
- 中が詰まるのは、夜勤帯の報告・口頭の伝言・結果が返らないの3か所
- 報告は、場所・いつから・どんな状態・写真の4つで受ける
- 担当者が替わっても続くよう、窓口を人ではなく役に付ける
修繕の窓口は、外と中の2つあります
「修繕の窓口を一本化する」と言うと、業者への連絡先を1つにまとめることを思い浮かべます。これは外の窓口です。けれども修理の話は、その前に施設の中を通ってきます。職員が不具合に気づき、誰かに伝え、その人が外の窓口に連絡します。この施設の中の通り道が、中の窓口です。
| 項目 | 外の窓口 | 中の窓口 |
|---|---|---|
| やり取りする相手 | 業者、窓口サービス、メーカー | 介護や看護の職員、夜勤の職員、入居者の方やご家族 |
| 受け持つこと | 業者の手配、見積、日程、工事のあとの連絡 | 不具合の話を集める、急ぐかを見る、外へ伝える、結果を返す |
| 詰まると起きること | 業者探しに時間がかかる、何社にも電話する | 話が担当者に届かない、同じ話が何度も来る、直ったことが伝わらない |
| 一本にする方法 | いつもの会社1社、窓口サービス、分野ごとの3つの形から選ぶ | 受ける人を決め、報告の様式と結果の返し方を決める |
一本化の話は、外の窓口に目が向きがちです。外の窓口を1つにすると、業者を探す手間や電話の本数は確かに減ります。
何より助かったのは、私自身が一から業者を探して何社にも電話をする必要がなかったことです。
ご利用者の声 東京都内・介護施設/事務長
取材にもとづき掲載しています(施設名は非公開)。内容はご本人の申告によるもので、個人の感想です。
ただ、修理が早くなるかどうかは、外の窓口だけでは決まりません。中の窓口を通る速さでも決まります。
外と中の2つは、別々に整えるものではありません。中の窓口が受けた話を、書き直さずにそのまま外の窓口へ渡せると、2つの窓口が1本の通り道になります。この記事で「一本化」と呼ぶのは、この状態のことです。
外だけを一本にしても、中が詰まると早くなりません
修理が直るまでの日数は、3つの区間に分けられます。職員が気づいてから担当者に伝わるまで、担当者から業者に伝わるまで、業者が来て直すまでです。外の窓口を一本にして縮むのは、2つめと3つめの区間です。1つめの区間は、中の窓口でしか縮められません。
| 区間 | 詰まる理由の例 | 縮める方法 |
|---|---|---|
| 気づいてから、担当者に伝わるまで | 誰に言えばよいか分からない、夜勤の気づきが朝に届かない | 中の窓口と、報告の様式を決める |
| 担当者から、業者に伝わるまで | 業者を探す、何社にも電話する | 外の窓口を一本にする |
| 業者が来て、直るまで | 部品の取り寄せ、日程の調整 | 写真と型番を先に送り、来る日に合わせて部品をそろえてもらう |
施設によっては、1つめの区間がいちばん長いこともあります。職員が、誰かがもう伝えているだろうと思って伝えない。伝えたつもりの話が途中で止まる。こうしたことは、外の窓口をどれだけ整えても防げません。
どの区間が長いかは、1か月分の修理で、気づいた日、担当者が知った日、業者に頼んだ日、直った日の4つを並べると見えてきます。日付を4つ書くだけの表で足ります。誰がどれだけの時間を修理に使っているかを測る方法は営繕担当者が足りないときは、増やす前に時間を測りますにまとめています。
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中の窓口が詰まるのは、3つの場所です
中の窓口が詰まる場所は、どの施設でもおおむね同じです。夜勤帯の報告、口頭の伝言、結果が職員に返らないこと、の3つです。
| 詰まる場所 | 起きていること | 直し方 |
|---|---|---|
| 夜勤帯の報告 | 夜に気づいた不具合が、朝の申し送りで抜け落ちる。担当者が来る前に、日勤の職員が別の人に伝えてしまう | 夜勤の記録に設備の欄を1行足し、朝に中の窓口が見る |
| 口頭の伝言 | 「2階のトイレが変」が、伝わるうちに「2階のトイレが壊れた」になる。場所や症状が変わる | 口頭で聞いたら、受けた人がその場で様式に書く |
| 結果が職員に返らない | 直ったか分からず、同じ不具合を何人もが何度も伝える。伝えても変わらないと思い、伝えなくなる | 受けた・頼んだ・直った・直さないと決めた、を掲示と申し送りで返す |
とくに3つめは、気づきにくい詰まりです。結果が返らないと、職員は自分の報告が役に立ったのか分かりません。何度か伝えて何も変わらないと、次からは伝えなくなります。そうなると中の窓口は形だけになり、不具合は大きくなってから見つかります。
夜勤帯の報告は、夜勤の職員の判断の決め方ともつながっています。夜中にすぐ外に連絡するもの、朝まで待つもの、施設長に相談するものの分け方は夜間の設備トラブル、電話は誰の携帯に鳴っていますかにまとめています。
中の窓口は、事務・リーダー・営繕担当から選びます
中の窓口を誰にするかは、施設の体制で決めます。候補は、事務の職員、介護のリーダー、営繕の担当者の3つです。どれがよいということではなく、施設の規模と、日中に誰が建物の中にいるかで選びます。
| 候補 | 強み | 気をつけること | 向いている施設 |
|---|---|---|---|
| 事務の職員 | 日中は事務室にいて、電話や業者の来訪に応じやすい | 現場の不具合を、自分の目で見に行く時間が要る | 営繕の担当者がいない中くらいの施設 |
| 介護のリーダー | 不具合に最初に気づき、入居者の方への影響が分かる | 介護の仕事の合間になり、シフトで不在の日がある | グループホームなど小さな施設 |
| 営繕の担当者 | 建物と設備に詳しく、急ぐかの判断が早い | 1人に集まり、休みの日や退職のときに止まる | 大きな施設や、営繕の担当者がいる施設 |
どの候補でも、正と副の2人を決めておきます。1人だけだと、その人の休みの日やシフトの外の時間に、話が止まるからです。正と副の名前は、詰所と事務室に貼っておきます。
中の窓口の仕事は、話を受け、急ぐかを見て、外へ伝え、結果を返すことです。直し方を判断することまでは求めません。営繕の知識がない職員でも担えるよう、急ぐかどうかの目安だけは紙1枚にしておきます。職種ごとに設備の役割を分ける考え方は設備の管理は6つの役割に分け、職種と時間帯で受け持ちますにまとめています。
報告の様式は、4つの欄と写真だけにします
中の窓口に話を上げるときの様式は、軽いほど使われます。欄は、場所、いつから、どんな状態、写真、の4つで足ります。書いた人の名前と書いた日は、様式の端に入れておきます。
| 欄 | 足りない書き方 | 伝わる書き方 |
|---|---|---|
| 場所 | トイレ | 2階東の共用トイレ、奥の個室 |
| いつから | 少し前から | 10月3日の夜勤のときに気づいた |
| どんな状態 | 水の流れがおかしい | 流すと水位が便器のふちまで上がり、ゆっくり引く |
| 写真 | なし | 便器の中と、個室の入口から1枚ずつ |
「どんな状態」は、何をするとどうなるか、で書いてもらいます。「おかしい」「調子が悪い」では、外の窓口に伝えたときに、業者が持って行く部品の見当がつきません。
様式は、紙でも、施設で使っている記録のシステムでもかまいません。置き場所は1か所にします。詰所ごとに別の紙があると、中の窓口が回って集めることになり、それ自体が詰まりになります。写真は、職員の私物のスマートフォンではなく、施設の端末で撮る決まりにします。入居者の方が写り込んだ写真の扱いにも困りません。
厚生労働省が示している介護の生産性向上の7つの取組にも、「記録・報告様式の工夫」と「情報共有の工夫」が入っています。転記の手間を減らすことや、情報が伝わるまでの時間差をなくすことが挙げられています。修理の報告の様式も、同じ考え方で軽くできます。
夜勤帯の報告は、夜勤の記録に1行足して拾います
夜勤の職員が気づいた不具合は、朝の申し送りで伝わることが多く、そこで抜け落ちやすくなります。申し送りでは入居者の方の様子が先になり、設備の話は後回しになるからです。
- 夜勤の記録に1行足す夜勤の記録の最後に「設備・建物で気づいたこと」の欄を作ります。
- 朝に中の窓口が見る中の窓口の正か副が、毎朝その欄だけを見ます。
- 様式に書き写す欄に書かれたことを、中の窓口が報告の様式に写し、急ぐかを見ます。
- 夜勤の職員に返す次の夜勤のときに、受けたことと、いつ直るかを伝えます。
夜中にすぐ連絡が要る不具合は、この流れとは別です。水があふれている、電気の焦げたにおいがする、入居者の方が部屋から出られない。こうしたときは、夜勤の職員が、決めた連絡先にその場で連絡します。夜勤の記録に乗せるのは、朝まで待てる不具合だけです。
土日や祝日も、夜勤と同じ形で拾えます。休み明けの朝に、中の窓口が休みの間の欄をまとめて見る、と決めておけば、休日の気づきも抜け落ちにくくなります。
結果は、4つの節目で職員に返します
報告した職員に結果を返すと、次の報告が続きます。返すのは、直ったときだけではありません。受けた、頼んだ、直った、直さないと決めた、の4つの節目で返します。
| 節目 | 返すこと | 返し方の例 |
|---|---|---|
| 受けた | 報告を受け取ったこと | 様式に受けた日を書き、詰所の掲示に載せる |
| 頼んだ | いつ業者が来るか | 来る日と時間帯を、掲示と申し送りで伝える |
| 直った | 直った日と、何をしたか | 掲示を「済」にし、報告した職員に一言伝える |
| 直さないと決めた | 直さない理由と、いつ見直すか | 理由を書いて掲示し、見直す日を決める |
4つめの「直さないと決めた」も、伝えることが大切です。費用の都合で来年度に回す、様子を見る、といった判断を伝えないと、職員は報告が無視されたと感じます。理由と見直す日が分かれば、職員も入居者の方やご家族に説明できます。
業者が来る日を伝えておくと、現場の職員も準備ができます。居室の修理なら入居者の方への声かけを、浴室やトイレの修理なら使えない時間の案内を、前もって組めるからです。
外の窓口は、3つの形から選びます
外の窓口を一本にする形は、大きく3つです。いつもの会社1社にまとめる、窓口サービスを使う、分野ごとに決めた会社に頼む、の3つです。どの形でも、中の窓口から外の窓口へ、同じ様式のまま話を渡せるかが分かれ目になります。
| 形 | 中身 | 中の窓口がすること | 向いている施設 |
|---|---|---|---|
| いつもの会社1社 | 付き合いの長い工務店や設備会社に、分野をまたいで相談する | 様式と写真をそのまま送る。分野の外は、その会社に手配を頼む | いつもの会社が、建物と設備の両方に強い施設 |
| 窓口サービス | 相談を受け、分野ごとの業者を手配する | 様式と写真をそのまま送る。業者の切り分けは任せる | 修理の分野がばらばらで、業者探しに時間がかかる施設 |
| 分野ごとに決めた会社 | 水まわり、電気、空調、建具など、分野ごとに頼む会社を決めておく | どの分野かを見分けて、その分野の会社に送る | 営繕の担当者がいて、分野を見分けられる施設 |
3つめの分野ごとの形では、中の窓口が、どの分野の不具合かを見分ける役も担います。見分けに迷う不具合が多い施設では、この役が中の窓口の負担になります。施工と窓口のどちらを1つにするかの違いは「一社にまとめる」には、二つの意味がありますに、設備の故障をまとめて頼む形の比べ方は介護施設の設備の故障を、まとめて頼む形は3つありますにまとめています。
外の窓口を決めたら、中の窓口から送る形を合わせます。外の窓口がフォームやメールで受けるなら、報告の様式をそのまま添付できる形にしておくと、中の窓口が書き直す手間がなくなります。
一本化は、6つの段階で進めます
窓口の一本化は、中を先に整え、外とつないでから、3か月で見直す順に進めます。整えるまでに2〜3か月ほど、そこから3か月使ってみて見直します。
| 段階 | すること | 目安の時間 |
|---|---|---|
| 今の流れを書き出す | 1か月分の修理の話が、誰から誰へ、どう伝わったかを書き出す | 1か月(記録をとる間) |
| 中の窓口を決める | 正と副を決め、名前を掲示する | 1週間 |
| 報告の様式を決める | 4つの欄の様式と、置き場所を決める | 1週間 |
| 外の窓口を決める | 3つの形から選び、送り方を合わせる | 2〜4週間 |
| 結果の返し方を決める | 4つの節目の返し方と、掲示の場所を決める | 1週間 |
| 見直す | 気づいてから業者に伝わるまでの日数と、直るまでの日数を前と比べる | 始めて3か月後 |
順番は、中を先に整えてから外を決めるほうがうまくいきます。中の窓口と様式が決まっていれば、外の窓口を選ぶときに、どんな形で話を渡せばよいかが分かるからです。
見直しでは、日数のほかに、同じ不具合が何度報告されたかも数えます。同じ報告が減っていれば、結果を返す仕組みが働いているしるしです。事務長が窓口を一本にして変わったことは窓口を一本にして変わったのは、探す時間と伝え方と電話の数ですに、複数の施設を持つ法人が業者をそろえる進め方は修繕業者の統一は、分野ごとに3か月で進めますにまとめています。
モデルケース:修理の話が3人に分かれて届いていた老健
モデルケース:定員80名の介護老人保健施設
気づいてから業者に伝わるまでが、4日ほどから1日ほどに
変わったこと(結果)
職員が不具合に気づいてから業者に伝わるまでの日数が、平均で4日ほどから1日ほどに縮みました。同じ不具合が何人もから報告されることも、月に10件ほどあったものが2〜3件に減りました。外の窓口は替えず、中の窓口を整えただけでの変化です。
背景と、困っていたこと
この老健は、1年前に外の窓口を窓口サービスに一本化し、業者探しの電話は減っていました。ところが、修理が直るまでの日数は思ったほど縮みませんでした。修理の話が、事務長、看護師長、介護主任の3人に分かれて届き、夜勤の気づきは朝の申し送りで抜け落ちていたからです。事務長は、外の窓口をまた替えるべきか迷っていました。
決めたこと
施設は、外の窓口は替えずに、中の窓口を整えることにしました。事務の職員を正、介護主任を副とし、報告の様式を4つの欄に絞って、記録のシステムの中に1か所の置き場所を作りました。夜勤の記録には設備の欄を1行足し、毎朝、正の担当者が見ることにしました。決め手は、1か月分の修理の日付を並べたら、気づいてから担当者に伝わるまでの区間がいちばん長いと分かったことでした。
進めてみて分かったこと
結果を詰所の掲示で返すようにしてから、職員の報告が具体的になりました。写真の付いた報告が増え、外の窓口に送るときに書き直す手間も減りました。
このモデルケースは、介護施設でよく起きる流れをもとに組み立てた例です。実在の施設のお話ではありません。
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担当者が替わっても続くように、窓口を役に付けます
一本化した窓口は、担当者が替わったときに崩れやすくなります。中の窓口が特定の人に付いていると、その人の異動や退職とともに、話の通り道が消えるからです。窓口は、人ではなく役に付けておきます。
| 決めておくこと | 中身 |
|---|---|
| 窓口を役に付ける | 「事務の日勤の当番」「各階のリーダー」のように、役の名前で決める |
| 引き継ぐ3つ | 報告の様式と置き場所、外の窓口と業者の一覧、やり取りの記録 |
| 外の窓口に記録を残す | 頼んだ修理の記録を、外の窓口の側にも残してもらう |
| 年に1回の見直し | 正と副の役、掲示の名前、様式の欄を見直す |
外の窓口の側に記録が残っていると、施設の担当者が替わっても、これまでの修理の履歴をたどれます。どの業者に何を頼んできたかが前の担当者の頭の中にしかない状態は、属人化と呼ばれます。属人化がどこで起きるかは営繕の属人化は、4つの経路を決まった順にほどきますにまとめています。
平常時にしておくこと
平常時にしておくこと
- 1か月分の修理で、気づいた日・伝わった日・頼んだ日・直った日を並べる
- 中の窓口を正と副の2人で決め、名前を掲示する
- 報告の様式を4つの欄にし、置き場所を1か所にする
- 夜勤の記録に、設備で気づいたことの欄を1行足す
- 受けた・頼んだ・直った・直さないと決めた、を職員に返す
業者ごとの記録の残し方は修理業者を毎回探す手間は、業者台帳で消せますにまとめています。
外の窓口の形に迷うときや、中を整えたあとの外の受け皿を探しているときは、窓口にフォームかLINEでご相談ください。受付は24時間で、お電話での受付はしていません。報告の様式と写真のままお送りいただければ、1回の依頼で最大3社の見積をそろえます。相談と見積は無料で、お断りいただくこともできます。
よくある質問
修繕の窓口を一本化したいとき、何から始めればよいですか
1か月分の修理の話が、誰から誰へ、どう伝わったかを書き出すところから始めます。気づいた日、担当者が知った日、業者に頼んだ日、直った日を並べると、どこで止まっているかが見えます。
業者の窓口を1つにしたのに、修理が早くなりません
施設の中で話が止まっていないかを見ます。夜勤帯の報告、口頭の伝言、結果が職員に返らないことの3つが、よく詰まる場所です。外の窓口と一緒に、中の窓口も一本にします。
職員からの修理の報告は、誰が受ければよいですか
事務の職員、介護のリーダー、営繕の担当者のいずれかを正、もう1人を副にして、2人で受けます。日中に誰が施設にいるかと、施設の規模で選びます。
職員が書く修理の報告は、どんな欄があれば足りますか
場所、いつから、どんな状態、写真の4つで足ります。どんな状態は「何をするとどうなるか」で書いてもらうと、業者が部品の見当をつけられます。
夜勤の職員が気づいた不具合が、朝に伝わりません
夜勤の記録の最後に「設備・建物で気づいたこと」の欄を1行足し、中の窓口が毎朝その欄だけを見る形にします。すぐに連絡が要る不具合は、この流れとは別に、決めた連絡先にその場で伝えます。
口頭で伝えた修理の話が、途中で変わってしまいます
口頭で聞いた人が、その場で報告の様式に書きます。場所と症状を書いた様式と写真が1つあれば、何人を通っても中身が変わりません。
直ったかどうかを、職員にどう伝えればよいですか
受けた、頼んだ、直った、直さないと決めた、の4つの節目で返します。詰所の掲示と申し送りを使い、直さないと決めたときは、理由と見直す日も伝えます。
外の窓口は、いつもの会社1社にまとめるのがよいですか
いつもの会社が建物と設備の両方に強いなら向いています。分野がばらばらで業者探しに時間がかかるなら窓口サービス、分野を見分けられる営繕の担当者がいるなら分野ごとの会社も選べます。
窓口の担当者が異動すると、また元のばらばらに戻ってしまいます
窓口を人ではなく、「事務の日勤の当番」のような役に付けます。報告の様式と置き場所、外の窓口と業者の一覧、やり取りの記録の3つを、引き継げる形にしておきます。
窓口を一本にした効果は、どの数字で見ればよいですか
始めて3か月後に、気づいてから業者に伝わるまでの日数と、直るまでの日数を前と比べます。同じ不具合が何度報告されたかも数えると、結果を返す仕組みが働いているかが分かります。
複数の施設の窓口をまとめて一本化するときは、どう進めますか
まず施設ごとに中の窓口を整え、それから法人として外の窓口をそろえます。施設ごとに修理の数え方をそろえておくと、分野ごとに共通の頼み先を決めやすくなります。
不具合の写真は、職員のスマートフォンで撮ってもよいですか
施設の端末で撮る決まりにしておくと安心です。入居者の方が写り込んだ写真や、職員の私物の端末に残る写真の扱いに困らずに済みます。
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